ピアノ音色の変え方・取扱説明書 PART2〜音色の正体

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  • Опубликовано: 26 ноя 2024

Комментарии • 2

  • @yasunari65
    @yasunari65 4 месяца назад +1

    色んな動画で、色々な先生が色々な事をおっしゃっていて、僕もそういうのを見て色々考えるんです。音楽って、1つだけの音でできてるものってないので、やっぱり隣の音との関係っていうのがカギになってると思うんです。隣の音というのは、横の並びも縦のならびも両方ですね。関係というのは、強弱とか音のバランスとかもそうですし、次の音を鳴らすまでの時間的幅とか、その音どうしに隙間があるかないか、あるいは重なりがあるかないか、ある場合はどのくらいの長さかとか、たくさんの要素があると思います。ピアノの音楽って、音がものすごく多いので、全部の音について、その隣の音との関係を常に意識的に決めてその通りに弾くっていうのは、至難の業ですね。でも、そういうのが「音色」ということに全部関係していると思います。おっしゃるように、単音を鳴らすだけでも、確かに強く鳴らしたり弱く鳴らしたり、ダンパーペダルを浅めに踏んだり、深めに踏んだり、ソフトペダルを踏んだり踏まなかったりとか、そういうので、音の性質は変えられますけど、それだけじゃ、何のためにそういう音にするのか、まったく意味がないことになります。
    色んな先生が、「具体的に」などと言いながら、情景とかストーリーを思い浮かべろなどと言われます。ですが、「音」の話をしている時に、情景だのストーリーだのって言われても、具体性なんてないですよね。あるピアニストの方が、練習の様子を動画にしているものがありますが、それを見ると、自分の思ったような音にしたいと思って、耳をそばだてて、一つのフレーズをゆっくりと何度も繰り替えして、音を鳴らしては、「違う・・・」と思ってやり直しているような光景があります。「違う」って思うのは、その音を鳴らしたら、思っていたのと違う光景が現れたのでしょうか。そんなバカなことないと思います。
    あるいは、(もっと柔らかい音にするために)手首を「意識しろ」とか、肘を「意識しろ」とかって言われても、「意識する」ってどいうことですか?って言いたくなります。「音」の話をしているのに、体を「意識」したことろで、どうなるんでしょうか。肩が上がっていて力が入っているから固い音が出る、肩を下げましょう、のようなことを言われる先生もいますが、じゃあ肩を下げてればいいのか、肩を下げた状態にしておくために、力を入れて肩を下げていればいいんでしょうか。肘の位置を左右に動かしましょうと言う先生もいますが、本当にそれでいいんでしょうか。
    ピアノを弾くことには、体の使い方というのはもちろん切り離せないとは思いますが、「音」の話をするのに、一番大事な「耳」の話をしない先生って、変だと思うんですよね。音の違いを聞き分ける耳がなければ、自分で練習しても、プロのピアニストみたいに、「違う」と思って弾きなおして、思ったような音を追求するというような練習はできっこないですし、「音色」なんて言われても、理解できっこないです。「音」っていうのは、言葉で説明するのはほぼ不可能です。実際の音を聞いて耳に入れるしかありません。音楽的な美しい演奏とはどういう音なのか、理解するためには、そういう演奏をたくさん聞いて耳に記憶させるしかないと思うんですよね。あるいは、レッスンだったら、先生が弾いてみて音の違いを示して、生徒の耳に覚えさせるということもできるでしょうけど、それだけじゃ、絶対量が少なすぎます。僕が子供の頃習っていた先生は、たとえ半ページでも、1フレーズでも、模範演奏など1度もしてくれたことがありませんでした。巷にはそういう先生もたくさんいるのでしょう。
    ある曲を、一生懸命練習して弾けるようにしてレッスンに持っていったら、「とにかく雑なのよ」とか「練習方法を根本的に変えてみたら?」と言われてがっくりきたって、僕は当時の日記に書いていました。高校生のの時です。具体的な事はなく、そんな事しか言わない先生でした。小学生とか中学生くらいの頃、NHKで「ピアノのおけいこ」という番組があって、偉い先生がレッスンをするので、僕は興味津々と見ていましたが、本当に細かい、ワンフレーズよりもっと小さい部分、片手のうちの1声部とか、単音が3つ4つ並んでいる部分だけを取り出して、こういう音で・・・、こんな音で弾いた方がきれいに聞こえる・・・・のようなレッスンをしているのを見て、すごいと思ったのが頭にこびりつきました。
    音楽って芸術だから、美を追求するものですし、追及すればきりがないものですね。

    • @murata-piano
      @murata-piano  4 месяца назад

      石井さんすごく大事なことに気がついていますね!。そうです!今回動画で言い忘れていたんですが、そもそも誰かの演奏を聴いて感動したら・・・それはすでにその曲をどうやって弾いたら良いのか?どういう音色で弾けば良いのか?すでに理解していると思っています。その曲がわかっているから感動するんです。理解(解釈)していなかったら感動しないはずです。もちろんピアノが弾けない人は感動はするけど、どう弾いたらいいかはわからない。でもair-pianoみたいに真似して頭にその演奏を思い浮かべながら弾く真似はできる(笑)
      でも実際ピアノを弾く者は・・・次に・・・もし感動(理解)しているのならば、その演奏を何度も聴いて頭に叩き込んで・・・そして、次にその演奏を頭に思い浮かべながら、どうやったらあの演奏になるか具現化する作業に入ると思うのです。どこを出してどこを引っ込めるか?どこのテンポを動かしてどこでペダルを踏んで・・・そうするとプロの演奏家の練習の時のように「違う・・・」は始まると思うんです。
      ここまで来たら、もう先生に音楽を学ばなくても良いようになるかもしれませんが。・・・石井さんはもうその境地ですか???